不動産売却を希望なさる方は和歌山にあるごま不動産株式会社にお任せください

相続したまま放置している空き家が老朽化し、万が一倒壊して近隣に損害を与えたら、その物件の所有者は損害賠償責任を負うことになります。適切な管理が行われていない建物は老朽化が進みやすいため、こうしたリスクは決して他人事ではありません。不動産売却によって相続した空き家を手放してしまえば、こうしたリスクをなくすことができます。強風や台風、豪雨などの際にも、「空き家が倒れたりしないだろうか……」と心配せずに済みます。こうした精神的な負担がなくなることもまた、大きなメリットだと言えるでしょう。

まったく使用していない建物や土地であっても、不動産は所有しているだけで固定資産税の課税対象となります。将来的に家族の誰かがその不動産を使用する予定があれば、お金をかけて維持していく価値があるでしょう。しかし、そうした予定がないなら、毎年支払う固定資産税は所有者にとっての無駄な出費となってしまいます。不動産売却によって土地や建物を手放せば、当然ながら固定資産税の支払い義務から解放されます。これは、不動産買取で業者に不動産を売っても、仲介売却で不動産を売っても同様です。

不動産を所有している方が亡くなった場合、その相続人となっている人が不動産を相続することになります。このとき、もし相続人が複数名いると、「何を、どう分けるか」でトラブルに発展しがちです。特に不動産は、現金のように複数名ではっきりと分けることができません。たとえば、配偶者が半分、3人の子どもが残りの半分を3等分して相続するような場合、もし財産に家が含まれていたとして、この4人で家を分けて使用するというのは難しいでしょう。不動産売却によって物件を現金化しておけば、こうした問題も解決でき、トラブル回避にもつながります。

将来的には、両親が持っている実家を相続することになる。しかし、現在は自分自身の持ち家があり、相続した実家に住む予定はまったくない。そういった方は多いと思います。そのまま実家を相続すると、実家はいわゆる「空き家」になってしまうでしょう。
この実家を相続する際、子世代が実家に居住しなければ小規模宅地の特例が認められないため、敷地の評価額の100％が相続資産として計上されます。通常なら、敷地の相続評価額は80％ですので、20％も評価額が上がってしまうのです。相続財産が一定の額を超えると相続税が発生するため、税負担が重くなるリスクがあります。

「とりあえずは放っておいて、そのうち売ろう」。そう考えて空き家のまま放置しているうちに、相続した物件の資産価値が大きく下がってしまう可能性もあります。特に一戸建て住宅やマンションは老朽化が進みやすいため、適切なメンテナンスやリフォームを行わずに20年以上放置すると、資産価値が大幅に減少してしまいます。本来ならそれなりの資産価値があったにも関わらず、放置したばかりに価値が下がり、いざ売ろうとしたときにはあまりの安さにがっかり……というケースも多いため、しっかりとメンテナンスを継続する、早めに売却を検討するなどの、空き家対策を検討する必要があります。

なるべく早く空き家を売りたい場合にまず考えるべきことは、「権利関係を明らかにしておくこと」と「相続登記を済ませること」です。権利関係に関しては、曖昧なまま売却を進めてしまうと、トラブルに発展しやすくなります。
相続登記に関しては、不動産売却のために必要な手続きですので、早めに済ませておくことをおすすめします。「相続不動産が遠方にある」「管理する人がいない」といった事情がある場合や、二次相続で相続税の特例措置（軽減）が使えない場合などは、できるだけ早く空き家を売って現金化する必要がありますが、相続登記を済ませない限り、不動産を売却することはできません。

相続税や管理の問題で、なるべく早く相続物件を現金化してしまいたいというときは、一括査定を利用する方法もおすすめです。一括査定サイトでは、専用フォームに必要事項を記入して送信するだけで、複数業者に査定依頼をすることができます。しばらくするとその複数業者から査定結果が届きますので、比較して相場を知ったり、その中から売却を依頼する業者を選んだりすることができます。レスポンスの早さや査定額などを参考に、目的や状況に合った業者を選び、訪問査定など、より詳しい査定を依頼すると良いでしょう。